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PDFをワード化した際に混入する「ゴミ」(オブジェクト)の発見方法【図解】

2024-08-16

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こんな方におすすめ

  • PDFをワード文書にした際に混入する小さなゴミ(オブジェクト)を発見したい
  • PDFをワード文書にする方法を知りたい
  • ワード文書中のオブジェクトの発見方法を知りたい

PDFをワード文書に変換すると不要な「ゴミ」(オブジェクト)がワード文書中に混入することがあります。

この混入は、特に、紙の文書をスキャナーなどで取り込んで作成したPDFをワード文書に変換した際によくおこります

こうしたPDFには、最初からゴミのような斑点や陰などが存在することから、このようなPDFをワード文書にするとそれらが「ゴミ」として混入します。

この記事では、「PDFをワード文書に変換する方法」と「変換したワード文書中に混入するゴミの発見方法」を紹介します。

PDFをワード文書に変換する方法

PDFファイルは、以下の手順で簡単にワード文書に変換できます。

以下の例では、Office 2019を使用しています。

step
1
「Ctrl」キーを押しながら「R」キーを押します

「Ctrl」キーを押しながら「R」キーを押します

「Ctrl」+「R」

step
2
入力ボックスに「winword」と入力して「OK」ボタンを押します

パソコン画面左下に以下の入力ボックスが現れますので、「winword」と入力してから「OK」ボタンを押します。

「ファイル名を指定して実行」

step
3
「開く」→「参照」を選択します

「開く」を選択後に、「参照」をクリックします。

ワードの「開く」→「参照」

step
4
開きたいPDFファイルを選択します

開きたいPDFファイルを左クリックして選択してから、「開く」をクリックします。

PDFファイル選択画面

以下のメッセージが出ますので、「OK」ボタンを押します(大きなPDFの場合は変換に時間がかかります)

メッセージが表示されてから「OK」ボタンが押せるようになるまで時間がかかることがあります。

その場合は、しばらく待っていると押せるようになります。

PDFからの変換の際にワードが出すメッセージ

PDFがワード文書に自動変換されて、以下のように、変換後のワードファイルが表示されますので、必要に応じて、表示されたワードファイルを保存してください。

PDFから変換されたワードの画面

ワード文書中の「ゴミ」を発見する方法

上記の手順でPDFをワードに変換した場合、一見すると奇麗なワード文書に見えても、実は余分な「ゴミ」が含まれていることが多いです。

例えば、以下のワードファイルは、PDFから変換したものであり、一見すると奇麗ですが、実は「ゴミ」を含んでいます。

PDFから変換されたワード文書

ワード文書中の「ゴミ」を発見する手順は以下の通りです。

step
1
「ホーム」タブを選択します

ワードのホームタブ

step
2
「選択」→「オブジェクトの選択と表示」を選択します

「選択」→「オブジェクトの選択と表示」

step
3
表示されたオブジェクト名をクリックします

オブジェクトの選択画面

この例では、現在表示中のページにオブジェクトが2つ存在します。

ここに何も表示されない場合は、そのページには、オブジェクトは存在しません。

オブジェクトの1つをクリックすると、そのページの中にあるそのオブジェクトが選択されますので、そのオブジェクトが不要な場合は、削除してください。

以下のイラストの例では、一見すると、オブジェクトは何も存在しないように見えます。

ワード文書中のオブジェクト一覧名を表示させたところ

しかし、以下のようにオブジェクト名を選択すると、極めて小さなオブジェクトが選択され、発見することができています。

ワード文書中のオブジェクトを選択しているところ

この状態で「DEL」ボタンを押すと、選択中のオブジェクトを削除できます。

このようにして、目視では確認できない「ゴミ」を発見し、除去することができます。

ここで、1点注意事項があります。

上のイラストの状態でワード画面右側に表示されるもの(上の例では、「Picture 31」と表示されているものです)は、そのページに存在するオブジェクトのみです。

そのため、他のページ中の「ゴミ」もチェックしたい場合は、上のイラストの状態で目的のページに移動してから、どこでもかまいませんので、そのページの中で左クリックしてください。

もし、そのページに「ゴミ」が存在すれば、右側のオブジェクト一覧にオブジェクト名が表示されますので、必要に応じてゴミを除去してください。

全ページのオブジェクトの一覧表示機能はワードにはありません

そのため、ワード文書中のすべてのゴミを発見するには、ページごとにチェックするしかありません。

全ページを一気にチェックできない欠点はありますが、上記のようにすることでワード文書中の「ゴミ」を発見できます。

PDFをワードに変換した際には、思わぬトラブルを避けるために、このゴミのチェックをしておくといいと思います。

全ページのオブジェクトを一気に選択して削除したい方は、以下の記事で紹介したマクロが便利です。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

陰キャくじら
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