この記事では、パソコンの主要3部品(CPU、メモリ、データ記憶装置(HDDとSSD)について、イラストを使って解説します。
パソコンの知識が全くなくても簡単に理解できます。
情報量を絞りましたので、この記事は数分で読めます。
では、さっそく説明します。
パソコンの重要部品は主に3つ
パソコンの重要部品は究極的には以下の3つだけです
(実際には「グラフィックボード」も重要ですが、今は気にしなくて大丈夫です)
部品名 | 役割 | イラスト |
CPU | 作業者(人) | |
メモリ | 作業場所(机) | |
HDDまたはSSD | データ保管場所(本棚) |
このイメージを踏まえて実際のパソコンをイラストで示します。
パソコンの中身
実際のパソコンの中身は以下のようになっています。
パソコンの中では、上のイラストのように
作業者(CPU)が
本棚(HDDまたはSSD)から取り出した本(データ)を開いて
机(メモリ)の上で作業しています。
パソコンが行う「作業」とは、「Youtubeの動画を再生すること」などです。
これがパソコンです!
デスクトップパソコンだろうとノートパソコンだろうと同じです。
この時点で、パソコンのイメージが直感的につかめたと思います。
このイメージを確実に定着させるために、さらにイラストで説明します。
次は、性能の悪いパソコンの例を挙げます。
CUPの性能が低いパソコン
CUPの性能が低いパソコンはこんな感じです。
このようなパソコンでは、作業者(CPU)の能力が低く、なかなか作業が進みません。
容易に想像できます。
さらに例を挙げます。
メモリが足りないパソコン
メモリが足りないパソコンはこんな感じです。
このようなパソコンでは、机(メモリ)が狭すぎて作業がなかなかすすみません。
この状態も容易に想像できます。
上の2つのパソコンは、いずれの場合も作業がうまく進まず、結果的に、パソコン全体としての性能が下がります。
これらのことから、逆に考えれば、
「CPUの性能がよく(作業者の頭がよく)、メモリ容量が大きな(作業机が広い)パソコンは動作が速い」
ということになります。
「パソコンの動作が速い」とは、「Youtubeの動画が瞬時に再生されたりすること」です。
動作の速いパソコンの中では、有能な作業者(CPU)が、本棚(HDDまたはSSD)から本(データ)を取り出して、広い机(メモリ)の上でサクサクと仕事をこなしています。
ここまでの説明で、「何故CPUの性能が良いほうがいいのか」、そして「何故メモリ容量が大きい方がよいのか」をイメージできると思います。
こうしたイメージを持てた皆さんは、もはやパソコンの初心者ではありません
CPUの性能とメモリ容量は日進月歩ですが、この基本原理は変わりません。
ここまでは分かったけど、本棚(データを保管する場所)に相当するHDDとSSDはどう違うの?
HDDとSSDの違いについては次の記事で説明しますね
最後になりましたが、HDDとSSD(データ保管場所)は、それぞれ「ハードディスクドライブ」、「ソリッドステートドライブ」の略称です。
HDDとSSDは、ストレージ(データ記憶装置)とも呼ばれます。
また、HDDやSSD(本棚)のことを「メモリ」と呼ぶ人がいますが、イラスト中のメモリ(机)と混同してトラブルの元になりますので、HDDやSSDのことを「メモリ」と呼ぶのは止めたほうがいいです。
メモリは、上のイラスト中の「作業机」を指す用語です。
以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました!
以下の記事ではHDDとSSDの違いについて説明しています。
併せて読んでいただくことで、パソコンについての理解がさらに深まります。