この記事では、メモ帳でバッチファイルを作成する方法を紹介します。
バッチファイルを作成する上で、特別なアプリは不要です。
使用するのは、Windows標準のメモ帳のみです。
誰でも簡単につくれます。
この記事では、「メッセージを表示するコード」を例にして、バッチファイルの作成方法を紹介します。
バッチファイルの作成方法
「Win」キーを押しながら「R」キーを押します

入力ボックスに「notepad」と入力して「OK」ボタンを押します
パソコン画面の左下に表示される入力ボックスに「notepad」と入力してから「OK」ボタンを押します

メモ帳でコードを新規作成します(または既存のコードを貼り付けます)
開いたメモ帳でコードを作成します。
その際、一からコードを書いても、既存のコードを張り付けてもかまいません。
使用できるのは、MS-DOSコマンド(Windowsのコマンドプロンプトで使用できるコマンド)です。
ここでは、以下の「メッセージ表示コード」をメモ帳に貼り付けることにします。
@echo off
echo こんにちは!
pause
以下は、上記のコードをメモ帳に貼り付けた状態です。

ファイルを保存します
以下のイラストのように、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します

以下のイラストのように、以下の操作を行ってファイルを保存します。
- ファイルの保存先を選びます
- ファイル名の末尾を「.bat」にします(この例では、「バッチファイル.bat」にしましたが、末尾が「.bat」になっていれば、名前は何でもかまいません)
- エンコードをANSIにします
- 「保存」ボタンを押します

保存したら、以下のように、メモ帳のタブの×印を押してメモ帳を閉じます。

ファイル名の末尾を「.bat」にして保存すると、そのファイルはバッチファイルとして保存されます
保存したファイルが以下のようにバッチファイルのアイコン(歯車のマーク)になっていることを確認してください。

これでバッチファイルの作成作業は終わりです。
バッチファイルを実行して動作を確認します
最後に、バッチファイルをダブルクリックして動作を確認します。
この記事で作成したバッチファイルの場合は、以下のメッセージが出れば正常に動作しています。


作業はこれだけですか?
はい、これだけです


簡単ですね!
バッチファイルの編集方法も以下に紹介しますね!

バッチファイルの編集方法
編集したいバッチファイルの上で右クリックします
バッチファイルのアイコンの上で右クリックし、以下のイラストのように「メモ帳で編集」を選びます。

右クリックメニューに「メモ帳で編集」がない場合は、以下のイラストのように、「その他のオプションを確認」を選びます。

「その他のオプションを確認」を選んだ場合は、次に、以下の画面で「編集」を選んでください。

上記のどちらの場合も、以下のように、バッチファイルがメモ帳で開きます。

この状態でコードを編集します。
今回は、以下のイラストのように、「こんにちは!」を「編集しました!」に変更しました。

編集が終了したら、「ファイル」→「保存」を選択します(これによって、ファイルが上書き保存されます)

以下のように、メモ帳のタブの×印を押してバッチファイルを閉じます。

編集作業はこれで終了です。
編集したバッチファイルの動作を確認します
バッチファイルのアイコンをダブルクリックします

今回の例では、以下のメッセージが表示されれば、編集が成功しています。


編集も簡単ですね!
はい、バッチファイルはとても手軽なものなので是非使ってみてくださいね!

このブログで紹介しているバッチファイル
以下は、このブログで紹介していているバッチファイルです。

以下のバッチファイルは、この記事で説明した手順で各記事内のコードをメモ帳に貼り付けるだけで使用できます。
・ファイル名を一括で変更するバッチファイルはこちら
・ファイルの拡張子を一括で変更するバッチファイルはこちら
・ファイル名の一部を一括で変更/削除するバッチファイルはこちら
・ファイル名に作成日/更新日を一括追加するバッチファイルはこちら
・ファイルを種類ごとに自動でフォルダ分けするバッチファイルはこちら
・ファイル名の先頭/末尾の文字列を追加/削除するバッチファイルはこちら
・パソコンデータをミラーリングしてUSBメモリにバックアップするバッチファイルはこちら